空中写真を利用した森林測量事業

  日本で空中写真の自主撮影が可能となったのは昭和 27 年です。それから 70 年間にわたり空中写真の撮影は行われてきています。

 空中写真は、撮影当時の状況を正確に記録しており、室内で簡単に現地の状態を把握することができます。さらに、空中写真を立体視化すると、地形や樹木の位置、形状、高さなどが計測でき、現地を忠実に再現することができるのです。なお、撮影方式は技術の進展に伴い、アナログからデジタルへ大きく転換しています。

 森林測量事業は、空中写真を利用した空中写真測量分野や空中写真判読分野の技術の発展により、森林の様々な基礎情報の収集・整備が可能となり、その結果森林計画、治山・林道計画、流域保全、各種環境調査等幅広い事業で活用されています。